ドメスティック・バイオレンス(DV)は、
一般的に
配偶者や恋人などの
親密な関係にある(または、あった)
パートナーから振るわれる暴力
をいい、
個人の尊厳を傷つけ、
犯罪となる行為をも含む
重大な人権侵害です。



分類編集

DVでいう虐待には以下の種類がある[6]

種類
経済的暴力
  • 遊興費を著しく制限したり与えなかったりする。
  • 生活費を著しく制限したり与えなかったりする。
  • 無計画な買い物や借金を繰り返す。
  • 家の金を持ち出す。
  • 仕事を制限する。
社会的隔離
  • 電話や手紙の相手や頻度を制限する。
  • 近親者を実家や友人から隔離する。
  • 外出を制限する。
身体的虐待
  • 衛生を省みない(掃除や洗濯を怠る)。
  • 粗末な食事や不健康な食事を頻繁に出す。
  • 食事を制限したり与えない。
  • 必要な冷暖房や衣服を差し控える。
  • 必要な医療を差し控える。
  • 物理的な暴力行為をする。
心理的虐待
  • 終始行動を監視する。
  • 電話や電子メールなどの通信履歴をチェックする。
  • 精神的に負担となる行為を意図的に繰り返し行う。
  • 無能、役立たずと蔑む。
  • 他人の前で欠点をあげつらう。
  • 無視する(ネグレクト)。
  • 出て行けと脅す。
  • インターネット上に名誉を汚す書き込みや画像の掲載をする。
  • 子供や身内やペットを殺すなどと脅したり自殺をほのめかしたりする。
  • 恫喝したり日常的に罵る。
  • 他の種類の虐待を臭わせてコントロールする。
性的虐待
  • 過度に嫉妬する。
  • 性的必要を顧みない(性交を差し控える)あるいは逆に性交を強要する。
  • 恥辱的あるいは不道徳な行為を強要する。
  • 性器や性的能力について侮辱する。
  • 人工妊娠中絶をさせない(中絶賛成派の場合)。